1990年代前半の日本語ラップの黎明期から活躍する大御所グループ、RHYMESTER。知的なユーモアを効かせた、鋭いメッセージを次々と叩き込むスタイルは、まさに日本語ラップの王道として、今も後進からのリスペクトを集める。ヒップホップへの深い愛と理解から編み出される独自の技の数々は、現在の日本語ラップの礎となっている。日本語ラップの楽しさや格好良さがたくさん詰まった、ファンキーでクールな楽曲の数々に耳を傾ければ、彼らが長年、現役で活躍し続ける理由もわかる。そのフレッシュなライミングは今も輝きを失わず、クラシックとして名高い作品も多い。