ゲスの極み乙女

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ゲスの極み乙女について

驚異的なクリエイティビティとアクロバティックな演奏を前提にしながら、リスナーに挑むように最新型のポップを打ち出し続けるバンド、ゲスの極み乙女。indigo la Endの中核として活動していた川谷絵音(Vo/G)が、大学時代の先輩でありindigo la Endの初期メンバーでもあった休日課長(B)、いずれもライブの対バン相手として知り合ったちゃんMARI(Key)、ほな・いこか(Dr)らと2012年に結成。インディーズ時代から「ドレスを脱げ」「キラーボール」などのミュージックビデオを中心に早耳リスナーの間で語り種となり、2014年4月にミニアルバム『みんなノーマル』でメジャーデビューを果たした(indigo la Endも同時にメジャーデビュー)。バンドを掛け持ちしつつ恐るべきペースでソングライティングを担う川谷(メジャーデビュー後は他アーティストへの楽曲提供や別働プロジェクトも増加)、ファンキーなベースプレイで強烈なグルーヴを担う休日課長、クラシックピアノとジャズピアノの素養を背景に華々しくエモーショナルな演奏で楽曲を彩るちゃんMARI、そして涼しい顔でタイトかつ強烈なビートの推進力を担うほな・いこかと、四者四様の個性が音楽を通してせめぎ合い、予測不能な展開の中からフックが飛び出してはリスナーの心に食らい付く。自身が古今東西を問わないヘビーリスナーである川谷は、心の暗部から刻みつけるべきストーリーを絞り出すように独創的なメロディを紡いでは歌う。火花を散らすかのようにスリリングなパフォーマンス集団であるゲスの極み乙女は、一方で川谷から未知のポップソングを引き出す唯一無二の装置としても機能している。「私以外私じゃないの」「ロマンスがありあまる」(共に2015年)といったシングル曲がヒットし、またライブ活動やテレビの音楽番組出演を通してセンセーションを巻き起こしていたゲスの極み乙女だったが、2016年に活動休止に入る。しかしその後もメンバーは結束力を発揮し、発売延期となっていた全曲新曲のサードアルバム『達磨林檎』を翌2017年5月にリリース。そして、メンバーの個別プロジェクトを加速度的に増やしながらリリースペースを維持し、通算5作目となるアルバム『ストリーミング、CD、レコード』(2020年)ではリスニング環境の変わりゆく時代を捉えるように、先行配信やアナログレコードのほか、“賞味期限付きアルバム”としてバームクーヘンを封入したユニークなパッケージも用意された。ありあまるアイデアと確かな表現技術に裏付けられたバンドの疾走は、とどまるところを知らない。

出身地
Japan
結成
2012年5月
ジャンル
J-Pop

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