バスルームから愛をこめて

バスルームから愛をこめて

1980年に “バスルームから愛をこめて” でデビューした山下久美子。アップ・テンポな楽曲でお披露目されることが常の音楽シーンにあって、スロー・ナンバーでのデビューは注目を集めた。本作はそのデビュー曲を収録したファースト・アルバム。 “バスルームから愛をこめて” のほか、ブルース・テイストの “次の駅に着いたら” “ジョニイ・ブルース” 、ストレートなラブ・ソング “鏡よ…かがみ” “サイレント・ナイト” など、収録曲もスロー・ナンバーが多いのが特徴的で、それが山下久美子の歌の魅力と個性を浮き彫りにしている。ほかにも、ピアノをフィーチャーしたファンキーなロック “貿易風に流されて” や “一枚だけのビリィ・ジョエル” 、ラテン・テイストの “酒とバラ” などがラインナップ。デビュー・アルバムにして、良い意味での図太さと風格も感じさせる。後に「赤道小町ドキッ」で大ブレイクを果たし、ライブは常に “総立ちの久美子” としてそのキャラクターを確立していく彼女の原石的な魅力が楽しめる作品だ。

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