元サイレント・ポエッツのメンバーが中心となって1990年代初頭に結成され、1999年にデビューして以来、一貫して心地いいトロピカル・ダブ・サウンドを奏で続けてきた Little Tempo 。 UA らとの共演でも知られる実力派ミュージシャン9名によるインストゥルメンタル・ダブ・バンドである彼らが自ら設立したレーベル、サンシャイン・レコーズの第1弾作品として2008年にリリースしたアルバム。軽快でありながら腰にくるヘビーなレゲエ/カリビアン・リズムと、どこか懐かしく、それでいてどこか切なさも感じさせるメロディを奏でるスティール・パンのアンサンブルで空間を満たすようなタイトなバンド・サウンドは、ニューヨークでも、ロンドンでも、ジャマイカでも、トリニダード・トバゴでもなく、なぜか東京で生まれ、なぜか東京によく似合い、世界中で愛されている。このアルバムから聴こえてくるグルーブは、どこまでも心地よく、どこまでも美しく響き、聴く者の腰を幸せに揺らし続ける。ジャケットのアートをはじめ、アルバムのビジュアルをトータル・プロデュースしたのは、スティール・パン担当の土生 "TICO" 剛。