僕と君の全てをロックンロールと呼べ

僕と君の全てをロックンロールと呼べ

マルチトラック録音やDTMでの編集が当たり前になった時代と逆行するように、いびつではみ出したエモーションにロックの本質を宿らせ、リスナーの心を揺さぶるアルバム。メジャー通算3作目、2006年にリリースされた本作は、21世紀の日本語ロックにセンセーションを巻き起こしたサンボマスターが勢いを損なうことなく、曲調のバラエティ性にも力を入れた全18曲という大ボリュームな内容に。テレビドラマの主題歌「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ(アルバムバージョン)」は、後々まで彼らのライブのハイライトを担い続けるアンセムとなった。また、ギターの分厚い轟音(ごうおん)が迫り来るオープニング曲「二人ぼっちの世界」、バンド一丸となって猛烈なスピード感で駆け抜ける「絶望と欲望と男の子と女の子」、荒々しいディスコビートの向こうに陶酔感のあるメロディを備えた「二つの涙」など、胸をヒリヒリとさせる青春の崖っぷちに踏みとどまり、生命の高鳴りを伝える楽曲たちがずらりと並んでいる。

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