らんど

らんど

異形のファンクネスを極めてきた孤高のロックバンドによる6作目のアルバム。前作『すとーりーず』の発表から5年を経た2017年に吉田一郎(B)が脱退し、2018年に元BLEACH、現在は385でも活動を行い、超絶的なスラップ奏法で知られるMIYA(B)が加入。その後ZAZEN BOYSは長い年月をかけ、ライブの現場で新たなバンドアンサンブルを作り上げてきた。そして、これまでヒップホップやダンスミュージック、果てはオーネット・コールマンのハーモロディック理論までを導入してファンクを多角的に解釈し、独自の進化を遂げた。12年ぶりとなる本作で彼らは、変拍子を織り込みながら、バンドの根幹を成すファンクネスに正面から照準を合わせている。どうしようもない人間の性(さが)を受け入れた上で、その先へと突き抜けていく「永遠少女」や、夕暮れの風景ににじむ無常観を描写した「公園には誰もいない」など、向井秀徳の独創的な視点と表現による強烈な歌詞世界を含め、その歌は聴く者の生々しい衝動と豊かな情感を呼び覚ます。

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